全く書く気がしないよー。だって長いんだもん(駄々)しかしどうにかしないと。まあ頭を冷やして取り掛かれるようにしとこう。でもいまちょっとした短編を書いちゃいます。等身大の戦闘で変身モノです。ある人物を助けに行くというシーン。とらわれのキャラクターは秘密。
では、始まり始まり。

 山の奥にある屋敷がある。とても広い屋敷が…そこにフードをかぶった男がやってくる。
 戸を叩き、中からは一人の中年の男が出てくる。
「何のようだ?」
 中年男は怖い顔をしながらたずねる。
「いやちょっと、助けに来たもんでね。ここにいるんでしょ。彼女が…」
「貴様っ!何もんだ!」
中年男がものすごい形相と共に体が変化していく。背中には悪魔のような羽。牙をむき出しにする。しかし、
「そこをどけ…」
フードをかぶった男は淡々と背中からグレネードランチャーを取り出し、扉ごと怪物を吹き飛ばさす。
「ぎゃああああっ!!」
怪物は嬌声を上げ吹き飛ぶ。男は屋敷の中に入る。しかしすぐに新たな怪物がうじゃうじゃ姿を現す。
「全くそんなにパーティーがしたいか…」
と言い男はフードを脱ぎ捨てる。彼の服装は特殊部隊の服装に似ていた。そして腰から2本のライトサーベルをだす。
「彼女を助けるためにこの世界に来たんだ。存分に戦わしてもらう!」
と言い、男は二刀流で怪物を切り裂いていく。
次々に切り倒されていく怪物。しかしかなりの数できりがない。男は片手にハンドガンでも連射可能なグロック18Cに大型マガジンを取り付けたものを持ち、怪物を撃ち殺していく。
「下衆どもは引っ込んでろっ!!」
男は怪物を次々倒していくが、怪物たちが集団で男に飛び掛る。しかし、強大な光が怪物を吹き飛ばす。男の左腕には白と金のブレスが光っている。
「キサマ…ナニモノダ…」
怪物が低いうなり声のようなもので訊ねるが、
「名乗る名前なんてない…いうならば…ジャスティス・ナイト!」
男は構えて右手を左腕のブレスで覆い叫ぶ。
「変身っ!!」
男は右腕を前にだす。光が全身を包み、装甲となる。そして彼は変身した。どの時代にも必ずいる英雄(ヒーロー)に。
怪物たちは一瞬たじろいだがすぐに飛び掛ろうとする。しかし
「ふ…分かってないんだな、俺の力を・・・クロックアップ…」
男は小言を言いながら腰にあるベルトを押す。そこから機械音で、
「クロック・アップ!」
という音がした瞬間、ナイトは消える。いや消えたわけではなかった。自らの力で時間を遅くさせ、敵を瞬時に倒していった。ものの数秒で全ての怪物が死んでいた。
「クロック・オーヴァー!」
それと共に再び姿を現し変身を解く。
「これで、30分は変身不能か…」
この能力を使うと30分は変身できなくなるのが唯一の弱点だった。
「だが待ってる暇はない…早くしなければ彼女は…」
男は顔を上げ先へと向かう。
「ふふふ…さあやっておしまいっ!」
女の甲高い声が聞こえると共に怪物たちが彼女に近づいていった。
「くくくっ・・・」
怪物たちは不気味な笑いを浮かべる。そして触れようとした時、
「お楽しみの途中すまないが、その子を助けさせてもらう…」
「何者?」
女は怖い形相で扉に寄りかかってる男に顔を向ける。
「人が絶体絶命になったらやってくるヒーローさ。」
男は淡々としゃべる
「何を言ってるの?あんたも仲間に入りたいのね。わかったわ、私のものにしてあげる・・・」
と言い男に向かってムチが飛んでくる。しかし、
「嫌なこった!そういう趣味はないもんでね。」
男はライトサーベルを取り出しムチを切り落とす。
「くっ!あんた達!あの男を殺りなっ!」
怪物たちは彼女から離れ、男へ向かってくる。
「雑魚はっ!引っ込んでろっ!!」
男は一匹の怪物を半分に切り裂き、他の怪物にも牙を向く。怪物はたじりろぎ、攻撃を避ける。
「何をやってるんだい!あんた達!!」
女からは罵声が飛ぶ。それに押されるように飛び掛る怪物。
「邪魔だ。」
男は身軽な動きで怪物の攻撃を避け切り裂いていく。そして女に向かいサーベルを突き刺そうとするが。体が硬直してしまう。
「くっ…彼女に仕掛けた術か…」
男は少し困惑する。
「そうだよ。あの子にかけた術…何故あんたがそれを!?」
女も困惑した顔になった。
「ふ…俺は知ってるからな…このままにしておいたらどうなるかって結末を…全てを知るものってのは…辛いな…」
男は硬直したまま話す。
「先を知ってるだと、そんな戯言はどうでもいい。さっさと死にな!目障りだよ!」
女がナイフをつきたてようとするが、
「5…4…3…2…1…ゼロ。」
ナイフは弾き返され、光を放つ男。
「ふー。やっと30分たったか…。」
「何!?」
女は驚いた顔をする。
「ここからが本番だ。貴様らをたっぷりいたぶってやる。変身!!」
男はすぐに光に包まれ、周りにいた怪物たちを消し飛ばす。
「俺を怒らせたらこわいぜっ!!」
ナイトはソードを空間転移させ、持つと怪物たちに向かって、
「ゴッドザーンッ!!」
瞬時に怪物たちは光になってしまう。
初めて女の顔に恐怖で引きつった顔を浮かべる。
「や、やるじゃないか…だがっ!!」
女は剣を突き立てる。しかし身軽に避けるナイト。
ソードを女の首筋に突き立てる。
「哀れな奴…」
瞬時に首は吹っ飛び血しぶきをあげる。
「大丈夫か?」
男は彼女の腕にはめられている鎖をソードで切り裂く
「…はい」
彼女は小声でしゃべる。
「少し我慢してくれ。すぐにここから出してやる。」
男は彼女を抱え、壁を突き破る。彼女は体を震わせていた。
(無理もないか…あんなことされてるんだからな…)
「インティスト!!」
男が叫ぶと空から巨大な人型ロボットが降りてくる。乗り込む男。
「あの屋敷を粉々に消し飛ばす!ゴッドノヴァッ!!」
一瞬にしてそこから跡形もなく屋敷は消し飛ぶのであった。
そして、ある一室に彼女を寝かせ、頭に手をのせる。
「少しリラックスして、精神と身体を安定させるから。」
「…うん」
彼女は静かにうなずく。
「くっ…フェステューム・ザース・ライトン…」
彼の腕から暖かな光が溢れて彼女を癒していく。
「これで大丈夫…ちょっと今回力を使いすぎたな…」
男は自虐的な笑みを浮かべて、
「俺はこれで…少しはあの怪物どもの耐性も備わってると思うから、戦闘のときは強くなれると思うし、あの女の術をかけられても平気だと思う。じゃあ、そういうことで…。」
「…ありがとう。あなたの名前は?」
「教えられない…いうなら時の審判者かな…」
と言い男は部屋からでていくのであった。
「…ヒーローっているのね…」
彼女は少し笑みを浮かべながら眠りにつくのだった。
終わり