最初からクライマックス書いちゃいます…
最終話「儚き愛に祝福を」
ウルトラ特撮部隊(仮)は前の戦いに勝利したが時空が歪み、亜空間へ飛ばされてしまう。
そして彼らが亜空間で見たものは…
「ここは一体…」
「座標軸、時空湾曲、共に不安定領域。亜空間の中に閉じ込められたようです。」
「くっそ!!なんだってこんなことに。」
「なにか脱出する術は?」
「コウイチ中佐のインティストならこの空間の脱出が可能ですが…」
「俺の機神じゃこれだけの部隊を転移することは容易じゃない。一歩間違えば、消滅もあり得る…」
「そんな…」
「もしくは、ここにある機体全部のエネルギーを解放すれば亜空間を破ることも可能だ、だがこれも消滅というリスクはある。こっちのほうが確率は上がるがな…」
「賭けてみるか…俺はこんなところでくたばりたくはないぜ…」
「そのとおりです。世界中でまだ救助を必要としてくれる人たちがいるんだ。こんなところでおちおち立ち止まってる場合じゃない!」
「決まりだな、…総員この亜空間を打ち砕く。機体のエネルギーをインティストに直結させ、一気に亜空間を脱出する。」
「待ってください。高エネルギー反応確認!猛スピードでこちらに向かってきます!!」
「馬鹿な!?この空間で生き続ける者などいないはず。」
「なんだあの禍々しい黒い渦!?」
「ようこそ私たちの世界へ…」
「誰だ、貴様は…」
「かつて一人の青年が怪獣立ち向かうため超人となり挑んでいった。だけど彼の正体を知っていた人々はその青年を恐れ罵倒した。それでも人々を守るため怪獣と戦い続けた。」
「何訳のわからないことを話している。俺たちはお前の正体を聞いている!」
「その青年を陰から支える女性もいた。彼女は彼を愛していた。ただ少し嫉妬深かったけどね。でも青年は気付いてしまった。彼女が巨獣を操る大首領だってことに。」
「えっ、男性の声に変ってる…」
「それでもお互いに愛し続けることを選んだ。そして二人は異次元へ飛ばされ真っ暗な中で二人はずっと愛し合ったとさ。」
「それが貴様達のことだと言いたいのか?」
「なに!?」
「ご名答。相当頭の回転が速いね。そう俺たちは二人で一つさ。」
「その二人がどうして俺たちを呼んだ?」
「違うよ、私たちが呼ばれたんです。『運命を妨げる者』に…」
「『運命を妨げる者』だと?」
「はい、あの人は約束してくれました。貴方たちを倒したら2人だけの明るい世界へ連れて行くと。」
「そんな戯言を信じたのか?」
「ええ、それに私たちはあの人には逆らえられない。彼の強制力は凄まじいから、私たちの運命はあの人に妨げられてしまったの…」
「それでも元は僕たちと同じ戦士だったはず。なんで抗わないんですか!」
「俺たちにはもうその術は残されていない。だからできることをするだけだ…」
「黒い渦が晴れる…あ、あれは!?」
「黒い超人…」
「このエクスプロードで私達の世界を築きます!」
「くっ、戦うしかないのか?」
「ミナ、やるぞ。奴を倒すしかこの空間を脱出できない。」
「コウイチさん…でもあの人たちは強制的に…」
「だからさ、俺たちの力でその呪縛から解放するんだ。彼らもきっと心の中で望んでいる。片方は正義の味方だったんだからな…」
「決まりだな、総力をあげて、エクスプロードを倒し、この亜空間を抜けるぞ!」
「私たちの愛が強いか、それとも貴方たちの守りたい気持ちが強いか勝負しましょう…」
……END
エピローグはまだ決まっていない…orz