「エクス」
〜プロローグ〜
そこは奇妙な場所だったあらゆる星が引きよせ会い、融合していく光景。
異質なのは全てが地球に酷似しているところだった。
そこに一人の青年が立っていた。
「ここは一体、それに俺は…誰だ?」
青年は記憶を失っていた。自分が一体何者なのかも分からない。
「君の名前は高上優樹。これからあらゆる世界を救うことを全うしてもらう。」
そこにもう一人の青年が現る。白い服装に身を包み、黒い髪をたなびかせる。
「どういうことだ?」
「今世界は、バッドエンドに包まれている。そしてこれ以上、バッドエンドが生まれれば世界は崩壊する。」
青年は憐れむように優樹を見る。
「だから救うんだ。世界を、そしてそれができるのが君なんだ。」
「何故俺だ?他にもできるやつがいるはずだ…たぶん。」
「どうかな?君は都合がいい。過去にとらわれず前に進むことができる。記憶喪失なのだから。そして君は何があっても引けない、退くことはできない。」
「俺は一体何者だ?」
「いずれわかる。世界を救ったら嫌でも…さあ、受け取れ。」
青年はバックルとギャザーブッカーを優樹に渡す。
「使い方は知ってるはずだ。そしてその中にはあらゆるヒーロー、ヒロインのカードがある。それを使い分けて戦うのが君のやり方だ。さあ行きたまえ。救いの旅へ…エクス。」
「エクスだと…う、うああああああ」
そして彼は一つの世界に落とされる。
「最初の世界が「淫妖蟲の世界」とは、彼もつくづく悪運の強い…」
そして高上優樹の旅が始まる。
続く。

明日はギャグシナリオに挑戦。