今回は前に書いた自分にとって初めて完結させることができた短編小説の紹介。クロスオーバー作品ですけど、まあまあよいできになっていると思います。今週はプロローグ。




 ウルトラ特撮大戦F「最終兵器彼女」編
「明日という未来のために」
プロローグ
 新西暦557年。
 4年前に始まったメシア戦争が起こり、続いてゴッド戦役、M計画を始動するためにサバイブ戦争を行い、世界は今なお混乱と恐怖にさらされていた…。
 この戦いの原因は大半が日本中心に発生し人類は日本に危険視をするようになる。新連邦軍の一部の上層部が日本への攻撃を決め、密かに結成された日本壊滅部隊(J・B・T)が、北海道を襲撃する。しかしこの攻撃の事はすでに日本に情報が流れていて、自衛軍はある兵器を投入する。その名称は「ちせ」・・・その他にも、特別独立部隊G・E・T(Grad・Earth・Team)の一部である大泉洋隊長率いる〈零〉が北海道の防衛にあたっていたため何とか壊滅は避けられた。
しかし北海道は前のサバイブ戦争の時にレギオンガメラが戦闘したため復興しきっていない状況に追い打ちをかけるかのような今回の攻撃により再び壊滅に近い状態に陥る。
 そして幾度となく日本は攻撃された。しかし「ちせ」の奮闘とG・E・Tの活躍により何度も救われた。
 けれども、その裏では悲劇的なことばかりが起こっていた。
「ちせ」がシュウジに恋した事から全ては始まっていた。シュウジという青年は思い悩むようになっていた。仲間を失い、ちせが「兵器」であった事が心を蝕んでいた。また「ちせ」の方も能力は向上していくものの、ある時の戦闘による支障が肉体と精神が人間とは程遠いものと化していきすでに「ちせ」は『兵器』として意思で行動を行っていた。
だが、再びちせはシュウジと出会ってある決意をする。全てを自らの手で終わらせる事を…。